6月 2009のアーカイブを表示中です。
病院に縁のなかった身にとって、
いきなり告げられた病は衝撃以外のなにものでもなかった。
告知の際に一番気になったのは、病気に集中すべき期間。
生活も仕事も、その時のすべてをいったん中断しなければ
いけないのかってことだった。
先生曰く、「できるだけ普段どおりに過ごしなさい。」
私の場合はその時点で化学療法が確定していたため、
手術+抗がん剤で短くて7ヶ月ぐらいが治療期間になる、とも。
意外と短いんだな、というのが実感。
仕事を辞めるかどうか、休職するかどうか、
結果的には職場の厚意もあって、最低限休ませてもらいつつ、
継続。これは気分転換になり、私にとってはプラスだった。
なによりも優先すべきは自分が心地よく過ごせるようリラックスの
状態を保つこと。慣れない検査やら、負担になる治療やらは
本当に緊張するから。
抗がん剤の点滴のときには、音楽を聴いて、落語を読んで。
一回の点滴に3時間以上かかっていたのだけど、後半から
リクライニング・チェアを辞退。なるべくベッドをお願いした。
点滴直後は、身体の声にしたがってなるべく休む。
それが身体、ひいては自分に必要であり、結果的に周囲に
返せることにつながる、と思って休む。
アロマやろうそくの香りは気にならなかったので、リラックス。
副作用がつらいときには、我慢することなく薬を頼る。
体調が戻る時期には、なにかしらのイベント(?)を。
友人の結婚式、群馬への温泉旅行、葉山の海の家などなど。
がんばったしね。次回への景気づけの意味もこめて。
それまで当たり前だったことが一瞬でも当たり前でなくなり、
何かできることがとにかく励ましになる貴重な気づきの時でもある。

抗がん剤の加療中、病気のことを伝えていない人に久しぶりに会う。
帽子をかぶっていたせいもあって、
「いやあ、こじゃれたねえ」(おじさま談。笑)
とか微妙に嬉しい言葉があったり、意外と健康そうにみえるらしい。
ウィッグをつければ、イメチェンに慣れない本人以外は、「可愛い」と
好評だったりもする。
実際はめちゃくちゃ病気なんだけどね。
「抗がん剤」の苦しいイメージを全否定はしないけど、
それなりに普通にいける、ってことを我が身で体験&周知。
これ、2人に1人がなるといわれるガン時代でありながら、まだまだ
イメージ先行型の社会に対して、患者としてできるガンという病の
広報活動だと思う。
美容ジャーナリストで、自らの乳がん体験をもとにまとめられた
山崎さんの本は、この視点においてもとても参考になった。
抗がん剤をやっていても、いやもしかしたら髪の毛がなかったり、
肌質が敏感になっていたり、爪が弱かったりするからこそ、
キレイに磨きをかけるチャンスなのでは?
まぁ現実は治療にお金もかかるので、できる範囲で。そして、
気持ちだけでも。
外出時のメイクは普段どおり。
肌の色が薄暗い気がするときと、健康なときよりも白くつややかな
気がするときと。産毛がまったくなかったからなのか、あれは
なんだったのだろう。吹き出物もむしろできなかったし。
ちなみに手足は、脱毛いらず。つるつるでとても健康的。
本の中が断然詳しいけれど、
私が気をつかったメイクのポイント:
眉毛がだいぶ薄くなったので、上記の本でも紹介されている
染色効果のあるイプサのアイブロウや、眉毛マスカラで補強。
まつげには、負担にならない程度にマスカラ。
とかく眼の印象が薄くなって、力のない顔になりがちなので、
アイラインをひいたりしてみる。そして、チークを明るめに変更。
基礎化粧品は、ふだんから使っていたドクターシーラボ。
スーパーセンシティブにしてみた。
爪には割れ補強の意味もあり、マニキュアもよいかと。
写真は最後の点滴直後の爪の様子。横にはしるは薬の跡、
ささくれもだいぶひどい。。。
最後の抗がん剤から8ヶ月たった今日、
最後の痕跡を切って、お別れ。

下半身のだるさやむくみがでたタキソテール :
ふとんなどを敷いて、足を高くして寝る
足ひんやりシートを貼る
なぜか出る手足のかゆみや発疹には:
軟膏で対応。私の家では長年レスタミンを愛用。
病院で処方してもよいし、市販のでもよいとのこと。
風邪のようなリンパ腺の痛みには:
特に夜中、首周りがひどかったので、タオルで包んだ
保冷剤とかアイスノンをまいて就寝。
